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【報道】 派遣料金の公開を要請へ 厚労省、マージン明らかに 【朝日】

派遣料金の公開を要請へ 厚労省、マージン明らかに 【朝日新聞】

労働者派遣法の見直しを検討している厚生労働省の労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会は29日、労働者を派遣した際に派遣元が派遣先から受け取っている派遣料金の情報公開を進めることで一致した。・・(略)・・労働者側にとってマージン(派遣手数料)がわかる意義がある。


いつも引用して申し訳ないのですが,hamachanのブログでも指摘しているとおり,面白い方法だとは思います。



労働者派遣をめぐっては、派遣会社が受け取る派遣料金に比べ、労働者の賃金が低すぎるとの批判があり、労働者側はマージン率に上限を設けるなどの規制強化を求めていた。

hamachanが仰るように,これは中間搾取だと思います。そのマージンが相当程度高い割合を占めているという話は以前からありましたので,労働者の賃金を確保すべく,上限を規制するという議論は至極まっとうでしょう。
審議会は、経営側の抵抗が強いため上限を定めて規制するのは難しいと判断。ただ、派遣料金の公開で労働者側にマージンが分かるようにすることは必要、とする見解で一致した。

上限規制をしないのなら,次善の策としてはあり得なくはない,と思います。

ただし,この施策で,高すぎるマージン(実際に高いかどうかは公開されてみなければ分かりませんが)を抑制できるかどうかというのは疑問です。

たとえば,消費者金融(いわゆるサラ金)の金利は,貸金業法等が改正される前は,一律24~29.2パーセントで足並みをそろえていた時期がありました。彼らは,金利を消費者に対して公開していたにも関わらず,彼らの競争は,一番消費者にとって関心の高いはずの利息以外のところで展開されたのです。サラ金業者間の自由競争は,利息の低下を促しませんでした(※)。

派遣会社のマージンを公開したところで,マージンを下げる方向で競争が進むとは限りません。公開がなされ,高いマージンが明らかになったにもかかわらず,それが抑制され,派遣労働者の賃金を潤わせるという作用が生じなかった場合,どうすべきでしょうか。

当然ですが,そのときには,上限規制に踏み込むべきだと思います。

※ おまけ。自由競争万能主義者には,この現象についてどのように説明するのか聞いてみたい物です。

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by pleorsy | 2007-11-29 22:26 | ニュース・お知らせ